ダイドードリンコ株式会社
代表取締役社長髙松 富也

ダイドードリンコ株式会社 髙松 富也

食料品

世界中の人々の楽しく健やかな
暮らしをクリエイトする会社へ

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はじめに

1956年に配置薬業の会社として創業、常に顧客のニーズに寄り添い、1970年代に清涼飲料事業をスタートさせ、自動販売機を全国に展開してきたダイドードリンコ株式会社。「缶コーヒーといえばダイドー」とイメージする人も少なくないでしょう。今回は、祖父、父から事業を引き継ぎ、37歳で代表取締役に就任した髙松富也さんにお話を伺いました。ユニークなアイデアや取り組みで新しいことにチャレンジしていくダイドードリンコがこの先目指すものは何かを語って頂きました。

インタビュー

大学卒業後は三洋電機に就職し、 人事部門で会社の改革に貢献

ダイドードリンコ株式会社 髙松 富也

髙松社長はダイドードリンコ株式会社の創業者の家にお生まれになりましたが、大学卒業後は別の会社に就職されていますね。

学生時代は仕事をするということがどういうことなのか、あまりイメージがわきませんでした。ただ物づくりが好きだったので、メーカーに就職するのが良いのではと考えて三洋電機に就職しました。

技術系の仕事に就きたいと思っていたのですが、入社して配属になったのは本社の人事部門。当時の三洋電機はいろいろな意味で改革の必要があり、「人事から会社を変えていこう」という空気がありました。新卒採用だけでなく中途採用に力を入れたり、キャリアによって様々な採用方法をとったり、入社してからのキャリアアップ制度を充実させたりと、いろいろなことに取り組んでいきました。

もちろん入社したての新人だった私がやれることは限られていましたし、社員それぞれの人生に携わるということで難しい部分はありましたが、とても刺激的な経験ができました。そのときの経験は今に生きていると思います。

37歳で代表取締役に。 30年先を見据えてできることを考えた

ダイドードリンコ株式会社 商品

※商品は2019年7月現在

ダイドードリンコ株式会社に入社された後は、どのような仕事に携わりましたか?

三洋電機には長く勤めるつもりで入社しましたが、祖父が亡くなったことや、いろいろなタイミングが重なり、3年で退職しダイドードリンコに入社しました。入社後は現場の営業からスタートして、自動販売機の機材の開発や管理など、一通りの仕事を経験しました。入社4年目からは、法人営業として企業向けに自動販売機を置いて頂く交渉をする仕事に10年ほど携わりました。その後役員になってからは、人事やマーケティングを兼務していた時期もあります。

2014年に37歳で代表取締役に就任されました。そのときのお気持ちはいかがでしたか?

就任前から専務や副社長といった職に就いていたので、基本的にやること自体は大きく変わりませんでした。しかし30代という若さで代表取締役になったということで、やろうと思えば30年ぐらいはこの役職を務めることができる可能性があるわけです。長くできるからこそ、何かできることを考えていかなければいけない。毎年の実績を考えつつ、長い期間継続して成果を出し続けることを同時に考える。その両方を意識してやっていきたいと感じましたね。

小学生の頃から野球に夢中。 大学野球部では、洗礼も浴びる!?

ダイドードリンコ株式会社 髙松 富也

社長はどんな学生時代を過ごされましたか?

中学から中高一貫の学校に通い、基本的には勉強優先の生活でした。ただ小学生の頃から野球を熱心にやっていたので、中学でも野球部の活動に力を入れていましたね。男子校で自由な校風でしたし、理解のある先生に恵まれたので、勉強面であまりうるさく言われず、部活に取り組めた気がします。楽しかったですね。

大学は京都大学に入学しました。大学ではさらに自由な雰囲気で、すべて自己責任で、やりたいようにやれば良いという感じでした。単位もやり方次第では2年生までで、全部卒業単位が取得できてしまうシステム。そのため楽勝だと思ったので、野球部の活動を一生懸命やりました。

京都大学の野球部はそんなに厳しいわけではありませんが、やはり体育会系のノリがありました。野球部恒例の行事となっている、裸で川を往復泳ぐなど、私自身もやりましたね。この光景は地元の人にはおなじみで、橋の上に見物人もいましたね。こうした男くさい環境が、今の私のバックグラウンドになっているといえるかもしれません。

現場の声もサービスのひとつ。 ユニークな取り組みで社会貢献

ダイドードリンコ株式会社 髙松 富也

自動販売機にレンタル傘を設置するというユニークな取り組みをされていますが、これは社員の方のアイデアなのですか?

『チャレンジアワード』といって、毎年「①新しいチャレンジ・アイデアを実現した人の中から、特に企業価値向上に貢献した人」と「②チャレンジしたいアイデアを提案し、社員投票により指示を集めた人」それぞれを表彰する取り組みを行なっています。

「レンタルアンブレラ」は最初に表彰された企画で、自動販売機に商品を補充してまわっているルート営業担当者の発案です。「こういうことから社会貢献ができるのではないか」との提案に、「面白そうだからやってみよう」とスタートしました。今ではある程度継続して、傘を設置しているエリアが広がってきています。現場やお客様目線でいろいろなアイデアが毎年提案されているので、今後もどんどん実現していけたら面白いと思っています。

先代から続く社会貢献。 人と地域をつなぐ、大切な役目

ダイドードリンコ株式会社 髙松 富也

他にも社会貢献の一環として、『祭』を支援する活動をされていると聞きます。どういった支援活動なのでしょうか。

様々な祭を支援する活動で、この取り組みを始めて17年になります。現会長のアイデアのもと、青森のねぶた祭からスタートしました。そこからどんどん増えていって、現在は年間で全国35ヵ所の祭を支援するまでになり、累計活動数は480件ほどになりました。その活動のメインは、それぞれの地方局で祭の特色に関する番組を作ることです。

弊社は、日本の文化や歴史を象徴する祭を守ることが、地域を元気にし、日本を元気にすることにつながると考えています。高齢化や過疎化などにより、後継者不足などで祭が廃れていく傾向がありますが、番組を作ることで、祭りの価値が再定義され、人が集まる流れを作りたいと思い、この活動を続けています。

番組内容は、祭の紹介だけではなく、祭を後世に伝えようと頑張っている地元の人たちも取り上げさせて頂いています。そうすると、祭に関わっている人たちもすごく喜んでくれますし、あまり知られていない祭が見直されて観光客の誘致につながり、地方創生にもなります。

BSでは全国放送をやっているので、地方から東京に出てきている人はこの番組を見て祭の時期に帰ろうという思いを抱いたり、地元の誇りを改めて感じることができると聞きます。そういった声を聞くたびに、継続してきて良かったなと思っています。

世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトする会社へ

ダイドードリンコ株式会社 髙松 富也

いろいろなことにチャレンジしているダイドードリンコが、今後目指すところはどんなことですか?

「楽しくて健やかな暮らし」をキーワードに、グループミッション2030というものを作り、『世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトするダイドーグループ』というスローガンを掲げました。

これからの日本は人生100年時代になるといわれています。病気にならないように健康を維持するという観点で、医薬品と食品の中間くらいに位置する商品が果たす役割が大きいのではないかと思っています。我々はもともと医薬品からスタートして食品に派生をしてきましたので、皆さんの健康維持に貢献することを目指していこうと考えています。

御社のビジョンを遂行するために、今の若い人に期待することはありますか?

弊社にはチャレンジできる環境があるので、そういったことを積極的に活かして挑戦する意欲のある人と一緒に働きたいと思います。ただし、意欲だけではなく、ビジネススキルやいろいろな分野の知見を得たり、それまでの仕事の経験を活かせる人が望ましいですね。若い世代には貪欲に学んでいろいろ身につけていく意識を持ってもらいたいです。

社名・役職などはインタビュー当時のものです。

インタビュー:2019年7月

経歴

平成13年3月

京都大学経済学部 卒業

平成13年4月

三洋電機株式会社 入社

平成16年4月

ダイドードリンコ株式会社 入社

平成20年3月

同社 営業本部副本部長 兼 販売会社統轄部長

平成20年4月

同社 取締役 営業本部副本部長 兼 販売会社統轄部長

平成21年4月

同社 常務取締役 営業本部副本部長 兼 販売会社統轄部長

平成22年3月

同社 専務取締役 営業本部長 兼 人事総務本部長

平成23年10月

同社 専務取締役 営業統括本部長 兼 人事総務本部長

平成24年1月

同社 専務取締役
営業統括本部長 兼 マーケティング本部長 兼 人事総務本部長

平成24年4月

同社 取締役副社長
営業統括本部長 兼 マーケティング本部長 兼 人事総務本部長

平成24年4月

同社 取締役副社長

平成26年4月

同社 代表取締役社長

平成29年1月

ダイドーグループホールディングス株式会社 代表取締役社長
ダイドードリンコ株式会社 代表取締役社長

ダイドードリンコ株式会社

ダイドードリンコ株式会社

配置薬業から清涼飲料販売事業を発展させてきたダイドードリンコ株式会社。「こころとからだにおいしいものを」をスローガンに、今後は国内飲料事業や医薬品関連事業だけでなく食品やヘルスケア事業を拡大し、事業のフィールドを海外へ広げていきます。

ダイドードリンコ株式会社
〒530-0005
大阪市北区中之島二丁目2番7号

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